長所と短所
「長所と短所」
早乙女乱馬を倒すため、もとから腕っ節には自信のあった体を、さらに鍛えつづけてきた。
もう今は誰かを倒す事など必要ないけれど、朝、昼、晩の、鍛錬はかかさねぇ。
誰を倒そうなんて憎しみは持たずに、ただ純粋に自分を磨き上げる事、
ちょっといいかもしんない、と思って。
ただ、それだけなんだけど。
その力が、俺を幸せにしてくれたり、悩ませてくれたり。
体鍛えていてよかったな、と思うとき、
それはお前が店の片付けを終わらせて、長い俺の旅の話を聴きくたびれて、
うつらうつらと始めたとき、難なく抱き上げ、布団へ運んでやれる事。
すっぽりと腕の中にお前くるんで、起こさず、ゆらさず、部屋まで運んでいく途中の
お前の幸せそうな顔、俺もすげぇ幸せになるんだ。
柔らかい温もりをこの腕に抱ける幸せ。
今まで感じたことのねぇ、体の底から笑顔が湧いてくるような、すごい幸せなんだ。
それが、まぁ、体鍛えてよかったと思うとき。
でもその鍛えた体がうとましい、と思うときはそのすぐ後にやってくる。
布団にくるまれて、ゆったり眠るお前の姿を見ていると、
どきどきどきどき、止まらなくなって・・・。
少し開かれた赤い唇や、はらりと枕からすべり落ちる長い髪を見ていると、
自分の中で、悪い俺がささやき始める。
ほら、欲しいんだろう。
目の前にあるその願いの全て、手に入れちまえよ。
簡単じゃないか、彼女の手はあんなに細い。
好きなんだから、いいじゃないか。
うるせぇよ、俺。
欲しいものを手に入れることは、たやすい。
愛しい人の全てを奪ってしまう事、自分の力ならどれだけ簡単か。
分かっているさ。
でもこういうのは奪うものじゃなくって、分かつものだろうが。
お堅い事言うなよ。
うるせぇよ、俺。
ぐるぐるぐるぐる、悪い俺が心ん中かき乱す。
こんな時、鍛え上げたこの力がうとましい。
その力を使わぬように、力を心でねじ伏せる。
ちょっとだけ、やっかいなこの力。
欲しいって思うから、守るんだ。
全てが欲しいと思うほど好きなんだもんな、お前の事。
傷つけらんねえ。
心底惚れてんだな。
うるせぇよ、俺。
ちぇ、男って大変なんだぜ、右京。
そんなに無防備に、かわいい顔して眠ってるなんて、ずるいぞ。
信用してんやもん、って言ってるような寝顔は嬉しいけど、辛いんだから。
ちったぁ、分かってる?
俺だって・・・。
握ったこぶしに、力を入れる。
うとましいこの力。
今日も頑張ってんだぞ、俺。
なぁ、右京、なんか、ご褒美くれる?
今後の励みに、なんか、ちょっとだけ。
その憧れの唇なんか、指でなどって、部屋を出て行くことにしようかな。
どきどき、どきどきしながら、
そっと指を伸ばしてみれば、くるんと寝返りを打たれてしまった。
もう・・・。
本当に、寝てる?
体でも動かしてねぇと、気が変になっちゃいそうだぜ。
また、体鍛えて、悩み増えんな、俺。
自分を鍛えて、お前を守って、それが幸せかって、
幸せなこともあれば、ちょっとだけ、辛いときもある。
でも、いいよ。
おやすみ。
響良牙、心の嘆きなど、ちょっぴり思ってしまいました。
簡単に手に入れられるのに、それをぐっとこらえる、
欲望と愛しさの狭間で揺れちゃったりしながらも愛しさを取って。
いやぁ、良牙くん男ですな。
昨日はブログがメンテナンスで、更新できなかったー。
ふいーん。
ラムちゃんのエプロン姿、裸にエプロンに見えちゃいますね。
しのぶちゃんのエプロン姿。
あかねちゃんのエプロン姿。
うっちゃんのエプロンす・が・た。
男の子の漫画には、必ずと言っていいほど、「腕相撲」が出てきますね。
操ちゃんと、蒼紫様の間にも、剣心と薫ちゃまに負けないほどの、辛い日々がありました。
長身の蒼紫様、小柄な操ちゃん。最強のお説教風景は、こんな風?
食客とはいえ、もう一家の主夫、緋村さん。育ち盛りの娘さん、薫ちゃまには、お豆腐と大根以外にも、沢山食べさせてあげたい事でしょう。
ビーチパラソルに隠れて、付いて来なくてもいい、むっさい筋肉だらけの男に殺気を送る。
以前、良牙くんのファン倶楽部的ホームページ
そんなことが、とっても嬉しい。


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