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2007年10月31日 (水)

長所と短所


「長所と短所」







早乙女乱馬を倒すため、もとから腕っ節には自信のあった体を、さらに鍛えつづけてきた。

もう今は誰かを倒す事など必要ないけれど、朝、昼、晩の、鍛錬はかかさねぇ。

誰を倒そうなんて憎しみは持たずに、ただ純粋に自分を磨き上げる事、

ちょっといいかもしんない、と思って。

ただ、それだけなんだけど。






その力が、俺を幸せにしてくれたり、悩ませてくれたり。






体鍛えていてよかったな、と思うとき、

それはお前が店の片付けを終わらせて、長い俺の旅の話を聴きくたびれて、

うつらうつらと始めたとき、難なく抱き上げ、布団へ運んでやれる事。

すっぽりと腕の中にお前くるんで、起こさず、ゆらさず、部屋まで運んでいく途中の

お前の幸せそうな顔、俺もすげぇ幸せになるんだ。

柔らかい温もりをこの腕に抱ける幸せ。

今まで感じたことのねぇ、体の底から笑顔が湧いてくるような、すごい幸せなんだ。

それが、まぁ、体鍛えてよかったと思うとき。



でもその鍛えた体がうとましい、と思うときはそのすぐ後にやってくる。

布団にくるまれて、ゆったり眠るお前の姿を見ていると、

どきどきどきどき、止まらなくなって・・・。


少し開かれた赤い唇や、はらりと枕からすべり落ちる長い髪を見ていると、

自分の中で、悪い俺がささやき始める。





ほら、欲しいんだろう。

目の前にあるその願いの全て、手に入れちまえよ。

簡単じゃないか、彼女の手はあんなに細い。

好きなんだから、いいじゃないか。



うるせぇよ、俺。



欲しいものを手に入れることは、たやすい。

愛しい人の全てを奪ってしまう事、自分の力ならどれだけ簡単か。



分かっているさ。

でもこういうのは奪うものじゃなくって、分かつものだろうが。



お堅い事言うなよ。



うるせぇよ、俺。






ぐるぐるぐるぐる、悪い俺が心ん中かき乱す。

こんな時、鍛え上げたこの力がうとましい。

その力を使わぬように、力を心でねじ伏せる。

ちょっとだけ、やっかいなこの力。







欲しいって思うから、守るんだ。

全てが欲しいと思うほど好きなんだもんな、お前の事。

傷つけらんねえ。







心底惚れてんだな。

うるせぇよ、俺。










ちぇ、男って大変なんだぜ、右京。

そんなに無防備に、かわいい顔して眠ってるなんて、ずるいぞ。

信用してんやもん、って言ってるような寝顔は嬉しいけど、辛いんだから。



ちったぁ、分かってる?

俺だって・・・。

握ったこぶしに、力を入れる。

うとましいこの力。



今日も頑張ってんだぞ、俺。

なぁ、右京、なんか、ご褒美くれる?

今後の励みに、なんか、ちょっとだけ。

その憧れの唇なんか、指でなどって、部屋を出て行くことにしようかな。


どきどき、どきどきしながら、

そっと指を伸ばしてみれば、くるんと寝返りを打たれてしまった。

もう・・・。

本当に、寝てる?



体でも動かしてねぇと、気が変になっちゃいそうだぜ。

また、体鍛えて、悩み増えんな、俺。


Ryouga18
自分を鍛えて、お前を守って、それが幸せかって、

幸せなこともあれば、ちょっとだけ、辛いときもある。

でも、いいよ。

おやすみ。















響良牙、心の嘆きなど、ちょっぴり思ってしまいました。
簡単に手に入れられるのに、それをぐっとこらえる、
欲望と愛しさの狭間で揺れちゃったりしながらも愛しさを取って。
いやぁ、良牙くん男ですな。

昨日はブログがメンテナンスで、更新できなかったー。

ふいーん。



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2007年10月29日 (月)

視線

Sisen

うっちゃんの瞳には、何が映っているのでしょうか。

今、良牙くんの瞳には、自分を見つめてはいない、愛しいひとの

姿が映っています。

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2007年10月27日 (土)

エプロンガールズ

Apringirlslam2_3 ラムちゃんのエプロン姿、裸にエプロンに見えちゃいますね。

うふ。

エロカワってやつですか?

あたるくん、すみません。

これには関係なさすぎるけど、うる星やつらの最終話、感動したな~。泣いちゃったもん。映画もよかったー。

 







Aprongirlsshinobu しのぶちゃんのエプロン姿。

清楚ですよねん、しのぶちゃん。しのぶちゃんが、最後の方で因幡さんとの仲が深まって、嬉しかったな~。扱いがかわいそすぎたから。 

こんな姿で、何かお料理作ってくれたら、因幡さん、感激ですよね!跳ねちゃいますよね!

「ん?因幡さん、何見てるの?」

てな感じですかね?

えへへー、こっちが照れちゃいます。







Aprongirlsakane2 あかねちゃんのエプロン姿。

こちらも、えーですね、えーですね~。乱馬くん、独り占めしたいでしょ~な~。

どんなにひっちゃかめっちゃかになったお料理でも、お前の作ったものを喰えるのは、俺しかいねーんだよ。て、もー、乱馬くんったら。

お料理苦手なのに、乱馬くんにおいしいって言って欲しい一心で、何度でもがんばるあかねちゃん、女の子のかがみです。かわゆすぎます。

でも、かんばるのはいいけれど、お怪我されちゃ、乱馬くんたまりませんね。ちゃんと、見張って置いてくださいよ、ダンナ!





Aprongirlsukyou2 うっちゃんのエプロンす・が・た。

でへー。私がデロデロです。こんな姿でお店にいたら、もう新しいメイドお好み焼き屋かと、ワンサカ人がおしかけてきちゃいますわね。私も突撃しますわ。

でも、うっちゃんにメードなんてさせられません。はい、ご主人様と言わせた人、良牙くんにボコられますよ。半端ないボコですよ。

というわけで、お店での着用は禁止なので、これは、お好み焼きうっちゃんがある、商店街のポスター撮影という細かいマイ設定があるのです。

その美貌を買われたうっちゃんが、商店街のイメージガールに。冷やかしに来たいつもの仲間達、美しく清楚でありながら、ほのかな色香を放つうっちゃんに、びっくり、皆は照れ隠しに「馬子にも衣装」「なんやとー!」なんて言い合ったりしつつ、ついつい見とれちゃっている良牙くんを見逃すわけもなく、

「よだれでてんぞー、良牙ー。」

「ん、うそつけ!でてねーじゃねーか。」

「あせっとる、不甲斐ないやつじゃ。」

なんてつつかれる良牙くんを、優しい視線で見つめるうっちゃん。そこをベストショット!とカメラマンがパシャリ。

「やっぱり好きな人を見ている目はちがうねぇ。」

カメラマンのじいちゃんに鋭く悟られ、真っ赤になるうっちゃん。

「一緒に撮ってやるから、お前さんよこに並ばんかい。幸せを写すとな、カメラもよろこぶんじゃい。」

との粋なじいちゃんカメラマンにこの後ツーショットを撮って貰うふたり。

とかいうさらに細かいマイ変態設定もありました。ふ。

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2007年10月26日 (金)

ちゅう

Ryouu4

まだ、マウスで描いていた頃の絵板です。

さ、うっちゃんも覚悟していることですし、良ちゃん、がんばれ!

60

たまには、せまってみましょ。

これは、色塗り失敗したので、線画だけですー。

あー、イラストの練習もしたいもんですよう。

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少年漫画の王道、腕相撲

Ryouu6 男の子の漫画には、必ずと言っていいほど、「腕相撲」が出てきますね。

気の強い女の子が、あんなたんかに負ける訳ないやんか!と啖呵を切って、勝負になっちゃう。

力に関して男の子はは鋭いもので、相手とはどのくらいの差があるのか、見て分るので、うーん、とあまり乗り気ではありません。

簡単に負かしちゃうのも、可哀相な気がするし、手を抜いても相手のプライド傷つけそうだし。

腕力だけは、男と女、どうしても差があること、知ってほしくて、どうしたらご機嫌を損ねずに分ってもらう事が出来るのか、ちょっぴり悩む、優しい良牙くんです。

でも、精神的に大人なのは、女の子だったりするんですよね^^

まぁ、それでバランスがとれるというところなのでしょうか。

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2007年10月24日 (水)

落書き蒼紫&操

Photo 操ちゃんと、蒼紫様の間にも、剣心と薫ちゃまに負けないほどの、辛い日々がありました。

蒼紫様が操ちゃんをいとおしく思っているのは、真実。でも、それはまるで妹のようであり、おやかたさまからの預り物でもあるという気持ちの方が、随分強かったでしょう。

操ちゃんが成長するにつれ、蒼紫様の心の中には、女になってゆく操ちゃんへのとまどい、男として愛し始めた自分を戒めるような気持ち。複雑でしょう。

でも、大切である、ということは、操ちゃんが凍りそうな心をずっと温めてくれたその幼き頃からなんら変わらずに、蒼紫様の中にあったでしょう。

大人としては、子供に、変わって欲しくない、というエゴが芽生えてしまうもの。

いつ、蒼紫様は、その心を解くのでしょうか。

Photo_2 長身の蒼紫様、小柄な操ちゃん。最強のお説教風景は、こんな風?

「操、ここに座りなさい。」

静かに言う言葉に、有無を言わさぬ厳しさが含まれています。

操ちゃんが、自分の身の危険をかえりみず無茶をしてしまった事を叱る時、操ちゃんは、蒼紫様のおひざの上に座らされます。

こわいでんす~。

それもこれも、みんな操ちゃんかわいさからなのですが。

でも、密着する若い男女二人に、翁が気が気ではありませんね。かわいい孫に幸せになって欲しいけれど、いざそうなりそうになると、パニクっちゃう。翁って、そんな感じがしちゃうな。

それにしても、落書き、ひどすぎ・・・。(恥ずかしい)

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Dear アヤさまv

ご無沙汰しておりまする。お忙しい身でいらっしゃるのにもかかわらず、私などのことを頻繁にお気にかけてくださって、本当に本当にありがとうございます。

博多ランデブー、沢山のところへ引きずり回した挙句、寝かせずにカラオケお絵描き大会など、体力の限界まで挑ませてしまいまして、申し訳ございませんでした~;

でも、やっぱりアヤさんとお会いするたびに、私は勝手にアヤさんから素敵パワーを頂いちゃってしまって、とっても幸せになります。

機知に富んだお話や、鋭い視点、そして細やかなお気遣い。もう、お会いしていてさらに引き込まれるアヤさんの魅力にれろれろです。れろれろ~v

アヤさん、日頃は色っぽいお声をなさっているのに、歌うとかわゆいんですねぇぇぇぇ♪ も~、そのギャップがたまらんです。ギャップは罪ですよ~。もう一度アヤさんのかわゆい歌声が聴きたいです!! また、是非お時間が許せば、遊んでくださいね。

私がしばらくどこへも行けていないので、大阪へお伺いしたいな~。連れて行っていただいた奈良や大阪の焼肉屋さんや、素敵な喫茶店や、思い出がまた私の心を大阪へいざないます。博多へも是非来ていただきたいですので、もしいらしたらユニオンジャック(なぜ?)を振ってお出迎え致します!

お二人に描いていただいた、あの時のイラスト、今このパソコンの横に大切にファイリングしてますの。おほほ。近々アップさせていただきますね~。

ではでは、アヤさんもとても大変な日々をお過ごしですが、どうぞお身体ご自愛下さいます様、そして懸命な努力が報われますよう、心よりお祈りしております。

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Dear kanaさまv

お返事、遅すぎるんじゃい、本当にすみません~。

kanaさんやアヤさんさらださんには、実際にお会いする事もあって、ついつい甘えてしまっています。でも、こんなにこんなにお返事が遅いなんて、もう死刑ですよ、わたしー。

随分前のことになっちゃいましたね、三人でお会いしたの。本当に楽しかった~。あんなに楽しい日々は、近年ありません。今年ももう10月中旬を過ぎようとしていますが、まだあんなに楽しかった事は体験しておりません。

本当に、カラオケお絵描き大会は、皆でお会いした時の毎回の恒例としたいですね~♪ kanaちゃんのポップな歌声、忘れられません。

私が剣心~、とか叫んでいたから、るろうに剣心の歌も歌ってくださったりして。もう、感動でした。あの時、画像にkanaちゃんご贔屓の「左之助」が沢山出てきたのは、きっとkanaちゃんの日頃の行いの善さに神様がプレゼント下さったんですよね^^

今、kanaちゃん、いかがですか?まだまだ大変でしょうか。沢山のことをこなさなければならない日々は本当に大変だと思いますが、どうぞお身体お大事になさってくださいね。体調を崩されないように、ご無事で乗越えてられますこと、心よりお祈りしております。

まだ、二人暇が出来たら、博多ランデブーいたしましょうね!!

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あなたの元へ

30_3  

届かない、言葉。

叶わない、心。

でも、もっと素直に成れれば。

あなたの元へ、行けるのかもしれない。

もし、二人が相手に友達以上の感情を持っていると気が付くと、最初はものすごく焦ってしまうだろうな。

そんなこと、あっちゃいけない。自分の好きな人は、ちがう筈。アイツはただの、友達だ。友達でもない、恋を奪い取る為の同盟相手でしかない。

一番近い人に、恋をした。

何故だか一度、否定してしまうのが人の不思議。

素直になるまでが、辛かったりする。

素直になると、もっと辛いことが待っていたりもする。

だから、二人で寄り添いあう。

互いの間に、何も通り抜ける事の無いように。

そしたら、やっと、温かくなる。

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2007年10月22日 (月)

奪還

Ryouga20

「帰るぜ、右京。」

うっちゃんがさらわれたら、良牙くんに絶対助けに行って欲しいんです!

さわられたら?

そりゃ、俺もって、触るでしょ、じゃないでしょ、ぎたんぎたんにのしてくれるでしょう。

良牙くんが不敵に笑っているのは、相手にロックオンしたから。自分のプライドじゃない、守るものが出来ると、人間無敵になるのです。

ロックオン=勝利、なんです。ぷぷぷ。

すごい戦いを繰り広げて、奪還しても、帰りは結構そっけなかったりします。恩に着せようなんてさらさらなく。

愛しい人が、その手の中にいれば、それで十分なんです。

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2007年10月20日 (土)

落書き剣心

Photo 食客とはいえ、もう一家の主夫、緋村さん。育ち盛りの娘さん、薫ちゃまには、お豆腐と大根以外にも、沢山食べさせてあげたい事でしょう。


大事な嫁になるお人ですしね。栄養つけてもらいたいっすよ。


おいしーって嬉しそうに食べる薫ちゃまの笑顔は、緋村主夫にとって、これ以上のご馳走はないでしょう。








Photo_2

んなら、狩って来い。


りっぱに狩って来い。


なんか狩って来い。



うおりょー!!!
















落書き剣心でした~。


たはー。






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2007年10月18日 (木)

盲腸

なかなか叶わぬ恋だけど、僕らには確かな絆がある。

あなたと僕しか知らない秘密。

だからきっと大丈夫。



そうさ、あなたの柔肌についている、うっすらとした一本の傷。

その傷は、僕らの絆なんだから。







「盲腸」








光り輝く太陽を写す青い海。

その輝く世界に、きらきらの女の子達がたくさん。

あぁ、幸せ。

世の中、こんな素敵なものばかりになればいいのに。



かわいい水着を披露しながらはしゃいでいる、

あかねちゃんや、らんまちゃん、そして光り輝く右京様。

あぁ、右京様、今日もやっぱりワンピースの水着なんですね。

そう、それでいいんです。

あの傷は、僕だけが知っていて、僕だけが見るんだから。



Ryouga23_4 ビーチパラソルに隠れて、付いて来なくてもいい、むっさい筋肉だらけの男に殺気を送る。



「ん?」



バカが振り向く。



まったくこんな男のどこかいいんですか、右京様。

無骨なばかりで、なんの繊細さも持ち合わせない。

右京様、僕がきっと本当の愛を教えてあげますからね。





僕という存在がありながら、右京様はブッ細工で、乱暴もので、

おまけに方向音痴の馬鹿者と付き合い始めた。



なんて、なんて、腹立たしい。



隙を見つけてはそいつをポストで踏みつけた。

武道をしていると聞く割りは、弱っちいやつめ。



でも、その度にアイツは大事に右京様に介抱される。



ふ、そんなことでいい気になるなよ。

お前が絶対知ることのない秘密を、僕と右京様は共有しているのだからな。

ふ、ふふふふふ。




それは、僕しか知らない右京様の秘密。



日頃、陽にさらされることのない右京様のお腹の右側に、うっすらと一本の傷があること。










右京様が初めて僕の高校に来たときに、なんてかわいい子がやってきたのだろうと、

胸はときめきでいっぱいになった。

ひとめぼれだった。

どうしてみんなが気がつかないのか。

男なんかじゃ、あんなに美しく、繊細なことなんかありえない。

いや、やっぱり美しいものを愛する僕だからこそ分り得るのか。



誰にも知られるわけにはいかなかった。

むさい野郎ばかりの教室にひっそりと咲く一輪の花に気がつけば、

こぞって皆でつみたがる。

誰にもつませるものか。

僕だけが見て、僕だけが楽しむんだ。



掃溜めに可憐なお花を見つけて以来、ひとときたりとも僕は右京様から目を離すことはなかった。



ある日、朝から右京様の顔色がすぐれないのが心配だった。

そうさ、些細な変化さえ見逃さない。

愛のなせる技か。



右京様、いつもはつややかな唇が、何だか色を失い、

時たま軽く腹をさする仕草をみせる。



あ、女の子だから・・・?



こ、これは大変だ、今日はもっとも気付かれやすい日かも知れない。

でも、大丈夫、僕が守ってあげるから。

あなたが女の子であるなんてこと、誰にも分らないように。

誰かが右京様の近くまで来ると、わざとらしいほどにその間に割り入った。





帰りの時間まで、僕は何とか右京様を守り通した。

よかった、今日も無事に右京様が女の子だとは誰にも気付かせなかった。

帰りの道も、トントンと彼女の後ろを着いてゆく。

元気のない彼女に抱きつくほど、僕もバカじゃない。

一緒に帰っているような、ただ着いていっているような。

僕だって、そんな微妙な距離を保てることもあるんです。

いじらしい、つばさ。





それにしても、右京様あまりにも辛そうだ。

大丈夫なんだろうか。

こんな時に女の子は、お医者さんには行かないんだろうか。

うーん、女の子の格好をしても、本当の女の子の事は分らない。



その時、目の前で信じられない光景が。



右京様がお腹を抱えて道にしゃがみ込んでしまった。



「右京様!」

「・・・、つばさ・・・。」



脂汗までかいて。

ど、どうしたらいいんだ。

可哀相すぎる。

女の子だからだって、あんまりだ。



「右京様、つかまって!」



いつもなら大きなフライ返しで叩き潰されているところだけれど、

僕の腕の中で、苦しげな表情で抵抗もせずに抱かれている。



こんな右京様、初めてだ。



胸が嫌なドキドキを送り出してきた。



何か、ちがうのかも。





病気なのかも。



いやだ、右京様、死なないで。



つばさを置いて行かないで。



ありったけの力を振り絞って、僕は病院へ駆けた。








「盲腸ですね。」


「へ?」


「かなり進んでいる。なんでここまで我慢なさったんでしょうかね。

もっと早くに来てもらえれば、注射で済んだかもしれないのに。」


「は、はぁ。」


「手術になります。女性ですから、出来るだけ傷は残らないように細心の注意を払いますので。

お姉さん、それではこちらに手術へのご家族の同意のサインをお願いします。」



ぼくは、面倒を避けるために右京様の姉、ということにしておいた。

家族だと思いこんだ医者は、僕に同意書のサインを求めた。



家族か・・・。



「ええっと、久遠寺 つばさ、と・・・。」



そう書きながら、言い知れぬ感動を覚えた。



こんな時なのに、右京様ごめんなさい。



でも、つばさは、今最高に幸せです。



そんなこんなで、退院するまでの一週間、僕は病院では姉ということと、

学校では実家に帰るので右京様はお休みしているという、ウソを突き通した。



この間にちょっとだけ、右京様が僕に優しくなってくれたこと、もう、うれしくて、うれしくて。



あぁ、最高の幸せが更新された。

つばさは、もっと幸せですっ。





右京様、右京様のお腹にうっすらと出来てしまった傷のこと、

僕は全然気にしませんからね。

右京様もどうか気になさらずに、僕のお嫁さんになってくださいね。



なんたって、僕らはもう家族同然なのですから。



やっぱり久遠寺 つばさよりも、紅 右京の方がいいですね。

きっと、その方が素敵です。

二人でウエディングドレスを着ましょうね。








きゃぁきゃぁと、華やかな声がビーチパラルに近づいてきた。

あ、女性陣、小休止?いいですね。

さ、僕の元へ。

ぬれた水着と張り付く髪が、皆さんたまらなく色っぽいですよ。

らんまちゃんは、あかねちゃんにジュースを開けてあげているのか。

ふ、この子は本当に女の子のままだったら、どんなにいいか。

猛烈に残念。

それでもふたりで同じジュースを飲んでいる女の子の姿には、目が癒されます。



「右京、水、冷たくなかったか?ほら、タオル。」

「ううん。おおきに。」



ムカムカムカ。気軽に話しかけんなテメー。

タオルなんか渡して、点数稼ぎしやがって。



意識せずとも殺気がみなぎる。



「ん?」



怪訝そうに、不細工な顔が振り向く。

らんまちゃんも、ぴくりとこちらをみた。

君はいいですよ、女の子のままの姿なら、いくらでも見てください。

しかしお前は許さんのじゃ、この方向音痴のすっとこどっこいめ。



「何かさっきから妙に殺気を感じるんだけどよ。気のせいか?」



気のせいじゃないぞ。

きっとお前を亡き者にしてくれる。



「ねぇ、右京、いつもワンピースの水着なのね。セパレートとか着ないの?」

「うーん、セパレートとかは、ちょっとなぁ・・・。」

「あかね、寸胴だと半分切れてても色気がなくて、かわいそうだなー。」

「なんですって!あんた、やる気?」





ほうら、皆が知らないことがある。

パラソルの影からフフフと微笑んだ。



いいんですよ、右京様、秘密は秘密のままで。



「でもぉ~、良牙くん、ちょっと見たいんじゃない?右京のビキニとか。うふっ。」



屈託なくあかねちゃんが、不細工を見て笑う。



あぁ、いいなぁ・・・、右京様のビキニ。

美しい体に、危うい水着、どんなに似合うだろう。

いやー、つばさ、興奮しちゃう。

でも、あかねちゃん、右京様には着れない秘密があるんだよ。



あ、不細工な顔を赤くして、野郎が照れてる。

おい、ますます不細工だぞ。



「あかねさんっ、何を言ってるんですかっ。僕は、そそそ、そんな。」



こんの、ムッツリが、本当は見たいと、全身から気が放たれとるぞ。



「見たくないの?」

「もう、あかねちゃん!何聞いてんの?!」

「み、見たくない訳じゃない、ですけど・・・。」



今見たろ、ちらっと右京様を見たろ、そして想像したろ、

この変態筋肉男!

なにが見たくない訳じゃだ、いけしゃーしゃーと。

俺は、お前を見たくねー!



「で、でも、右京は何着てもかわいいから・・・。別にビキニじゃなくても・・・。」

「きゃ~っ。良牙くんたら!」



あかねちゃんが、歓喜の声を上げる横で、右京様は全身を真っ赤に染めている。




何か、淋しくなってきた。

僕って、いつもひとりぼっち。




「あ、あ、あんなぁ、あの、うち、えっと、昔な、手術してん。」



右京様ー!なぜー?!そ、それは言ってはいけないー!



「そ、それでお腹に傷があって・・・、その、やっぱりワンピースを選んでしまうんよ。」

「ウっちゃん、手術したのか?」

「ん。昔な。ただの盲腸やで。」



その場の揶揄するような雰囲気をやぶりたくて、必死になって色々言っている右京様。

でも、なぜ、なぜ、なぜ?

僕達の秘密の絆を皆に言ってしまったのですかー?

僕は猛烈に悲しい。

もう、生きていけない。



「右京。痛かったろう?」

「ん、もう覚えてへん。ちょこっと切って、すぐによくなったんや。盲腸なんて、皆そんなやろ。」

「傷が、痛んだりはしないのか?」

「ううん、全然。でも、ちょっと傷跡が気になることも・・・ある。」

「俺は、全然気にならない。右京が痛くないんだったら。」



いやらしく右京様の腰に手を回そうとしやがる助平野郎、馬鹿野郎。

もうぶちきれた。

お前を葬るまでは死ねるかい!

お前なんか、この場で亡き者にしてくれるわ!





パラソルの影から飛び出すと、変装していたクーラーボックスのまま、ヤツの頭上にとび蹴りした。



「ぐわっ!!」

「わー!良牙ー!大丈夫か?!しっかりして!!」



「お前なんか、お前なんか、こうしてやる、こうしてやるー!」



その上で何度も飛んだ。



「テメーはっ。」



らんまちゃんの蹴りが飛んできた。



「つばさ、何しとん!うちの良牙に何すんの?!」



ぎゅっと不細工を胸に抱えた。





「ブッー。」





右京様の胸に埋まったまま野朗は、鼻血を出して昇天してしまった。

もう、もう、僕は涙が止まらない。

僕がトドメを刺すはずだったのに、右京様の胸に顔をうずめて逝くなんてー。



右京様も右京様だ、もうあの時の痛みを覚えていないなんて。

こんなに深い絆で結ばれた僕というものがありながら、こんな不細工バカを抱きしめるなんて。



もう、僕は誰も愛せない、何も信じない!





「右京様なんて、大嫌いだー。わーん。」





悲しみで胸がつぶれそうだ。

あぁ、なんという悲劇。

この海よりも深い海を、涙が作っていくよ。

きらめく海とは真逆な真っ暗な心を抱きしめて、僕はその場を走り去った。








でも、戻ってきた。





「やっぱりお前なんかに右京様はやらーん!」



もう一度筋肉バカの頭に、クーラーボックスキックをお見舞いしてやった。

Ukyou14




おしまい








えへへ。
変なものを書いてしまいました。
ちょっと乱暴な言葉遣い、女の子も、男の子も真似しないでね~。
つばさくんから見た良右って、どんなんでしょ、って思ったんです。
踏みつけられても(実際には自分が踏みつけてんですが)めげない
つばさくん、想像していたら可笑しくなってきました。

でも、きっとあんなおもしろい男の子でも、好きな女の子は
大切にするんじゃないかな、って思うんです。
そんな気持ちに報いまして、本当は強いはずの良牙くんには
手を出させませんでした。
良牙くんが、女装しているとはいえ、女性に暴力を振るう姿は
想像したくないのもあるんですが。えへ。
良牙くん、フェミニスト希望。

つばさくんには、これからもちょこちょこ二人のお邪魔をして欲しいです。

↑これが、当時書いていた後書きです。

この気持ちは変わっていません。これが、cariie最後の作品になりました。

懐かしいな~。

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2007年10月17日 (水)

ちょいと男前風、良牙くん

Ryougahaifu 以前、良牙くんのファン倶楽部的ホームページ

「黄色組」

というページがありました。

皆さん、良牙くんに惜しみない愛を注ぐ、それはそれは良牙ファンにとってオアシス的存在だったのです。

管理人さんはもちろんのこと、いらっしゃる皆様も、本当に素敵な方々ばかり。楽しいひとときを過ごさせていただきました。

その黄色組様にて良牙くんお誕生日フェステボー!が催されました。その際に描かせて頂いたのが、このちょっと気取ったがらじゃない良牙くんです。

こんなふうだと、女の子とも緊張せずに普通にお話できちゃいそうですよね。

かっこいい良牙くん好きなのですが、私的には、女の子ともまともにお話できない純朴さが好きなんですよね~。

そ・し・て、うっちゃんとだけはまるで夫婦漫才のように話せちゃってる。それにまだ気が付かない二人。

ふふふ・・・。い、いかん、自分に妄想の種を蒔いちまいました。い、いちおう忙しいんです; 妄想にふけっている時間は・・・

で、でも、「お前と話すみたいにはいかねぇんだよ!」とケンカごしに言っちゃった後、あれ?俺どうして右京とはこんなに平気で居られるんだ?べ、別になんとも思っちゃいねぇからだよ。い、いや、なんともというか、一緒に居ると自然でいられて、心地がよくて・・・?え?え?

えーーー?みたいなね(笑)

だみだー、今日は悶々して寝ますー。

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2007年10月16日 (火)

昔、恥ずかしくてかくしてたヤツ。

好きやで・・・



何が好き、どこが好き、なんで好き。

考えてみても、答えは出ない。



手が好き、その上につながる肩も好き。

その胸も、胸の上から聞える優しい低い声も、うちを溶かす。

立っている姿が好き。

眠る、安らいだ顔が好き。

道なき道を自分で開き、うちの元まで必ず辿り着いてくれる強さが好き。

会えなかった時間を取り戻すかのように、見つめるその眼差しはうちを包む。

心がふるえて、涙こぼれそうになると、そっと涙ごと抱きしめてくれるその優しさが好き。


あんたの一部を切り取れない。


好きやで・・・。


そしてまた、あんたに触れたくなって、手を伸ばしてみれば、

その手を引き寄せ、抱き寄せ、包んでくれる。


うちのこと、好きか?

そう心で思いながら、あんたの腕の中から見上げれば、

そっとくちびるで応えてくれる。




あったかい。




良牙・・・、あんたはほんまに優しいな。

深く、深く、人を愛せるんやな。




男の人に抱かれんのって、ほんまはすごい怖い事って思うてた。

けど、初めて体を重ねた時から、うち、とても幸せやってんよ。

うちはこんなに愛しく、強く、思われてんやなって、教えてもろうた気がして。


抱かれるって、何かを奪われることって思うてた。

反対やったな。いっぱい幸せもろうてる。


うちはちゃんとそれ、あんたに返せてるんかな・・・。



こんなにこんなに愛してもろうて・・・。




抱かれてる時、あんたを見るとな、なんかものすごうカッコ良くて、

もったいないような気になるんよ。



きれいな瞳でうちをみつめてくれて。

熱いくちびるはどこまでも追ってきてくれて。

うちにはないような筋肉が動いてるんや、うちのためだけに・・・。

そんなに鍛えた立派な体、こんなちっぽけな女の子一人のために

全部使うてくれてるん、見えるんよ。




そんなとき、心のそこから "ありがとう" って思うん。

そしたらあんたは、ギュッと抱きしめてくれるんや、必ず。

声に出さんのに、ちゃんと通じとるんやね。




Sukiyade そんなことが、とっても嬉しい。




抱かれる度にあんたのことを好きになる。



好きや。好きや。好きや。



うちも抱きしめ返すんやけど、気が付いてくれてるやろか。



うちもちゃんと愛せてる?

うちもちゃんとあんたと同じだけ、愛を返せてるやろか。

うちもあんたみたいに、深く、深く、愛せてるやろか。



好きやで・・・。




良牙・・・。







むひょ~~~。

昔恥ずかしかったものは、今はもっとはじゅかしい~~~。




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あたラム♪

「置いてくぞ」


どうして君は気がつかないの。

毎日こうして傍にいるのに。

朝、目が覚めて、一番に目に写るのは君なのに。

置いていくぞなんていいながら、遅れそうになる君の手をこうして大事に引いている。

こんなに思っていても、言葉にしなくちゃ分らないの?



Atalam

「置いてくぞ!」
置いてかないよ、絶対に。

でも、俺は振り向かないからな、時々しか。

だから付いてこい。

ずっと、ずっと。

一生ずっと。

いまわの際まで付いてくるんだろ?

離れんなよ。

遅れんなよ。

お前が絶対付いてくるって思って、俺は歩いてんだから。



あたるくんのいじっぱり。

うふ。




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2007年10月15日 (月)

お姉さんみたいなうっちゃん

Photo

あの、キノコのお話で妄想を膨らまされちゃった方多いんじゃありませんか~?

わ・た・し・も。ふふふ~。

うっちゃんがちびっこ良牙くんを見つけて、あやしているところ、見たかったですね~。



「なに、良牙、お菓子こうたろうか?ジュースがええ?ん?」

「あ、あやすな・・・。」



下から見る微笑むうっちゃんが、ただ眩しくて、見つめていただけのかわいい良ちゃんなのに、なにかかまって欲しいのかと、ついついあやしてしまうお姉さんうっちゃん。

むひょー、たまりません。





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2007年10月13日 (土)

昔の絵をアップー。

Kimigakoromo

むかしむかしですが、良右FCさまへお捧げしたイラストです。

近頃いろいろあっておりまして、こちらのブログぜ~んぜん更新していなかったのですが、良右愛が冷めちゃったわけではございません。今でも大好きです~。

でも、イラストを描く時間などはとれそうもないので、昔ホームページをもっていたころの遺品をこちらでちょこっとづつアップして、自分の中の良右愛、るーみっく愛を愛でて行きたいと思います。

私の良右、甘いんです。まだ、ご覧になった事の無い方がもしご覧になっていましたら、どうかびっくりなさらないでくださいね;

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